このようなときはご相談ください(足の痛み)

足の痛み
  • 足が痛くて歩けない
  • 歩行し始めは問題ないが、徐々に足が痛くなる
  • 歩行時に足がふらつく
  • 歩行時に違和感がある
  • 足が腫れてきた
  • 足がしびれている
  • ふくらはぎが痙攣することがある
  • 足首をひねってしまった
  • つま先で立てなくなった
  • 足首が熱くなっている
  • 足の感覚が鈍くなってきた
  • 鋭利なもので足を刺されているような感覚がある
  • 足の指が痛い
  • 足の親指が腫れてきた
  • 体重をかけると足の裏が痛くなる

足関節捻挫

足関節捻挫

足関節は、足首を内側にひねったり、強い力がかかったりしたときに捻挫してしまうことがよくあります。歩行時やスポーツ時に足首がガクンとなり、痛みや腫れなどに悩まされた方は少なくないかと思います。なお、足関節捻挫には、足首を内側にひねったときに起こる「内反捻挫」と、外側にひねった場合に起こる「外反捻挫」があります。主な症状は、足首の痛み、腫れです。くるぶしの辺りを指で押すと、強い痛みを覚えることもあります。そのようなときは、お早めに医療機関をご受診ください。X線検査を行い、骨折していないことなどを確認するとともに、患部を固定します。通常は痛み止めなどのお薬で対応しますが、足首が不安定になっているとき、強い痛みが治まらないときは手術を検討することもあります。

アキレス腱断裂

アキレス腱断裂

ふくらはぎの筋肉と踵の骨をつなぐ部位には、「アキレス腱」という腱があります。アキレス腱断裂は、この部位が損傷している状態です。足首に強い負荷がかかりやすいスポーツを行っているときに起こることがよくあります。とくに、普段はあまり運動をされていない方は強い負荷に耐えられないため、十分にご注意ください。

アキレス腱を受傷すると、自分の体重を支えることができなくなるので、その場に座り込んでしまいます。患者様の中には、「誰かに蹴られた感じの痛みがする」、「断裂の際にバチッという破裂音が聞こえた」などの症状を訴える方もいらっしゃいます。なお、アキレス腱は、つま先立ちになる際に機能するため、受傷するとつま先立ちができなくなります。

治療に関していうと、患者様の症状によって、保存治療や手術療法を行います。このうち保存療法は、患部をギプスや装具で固定し、痛み止めのお薬で症状を抑えます。ただし、運動を再開するには3~6カ月かかることもあります。そのため、アスリートの方などの場合は、断裂したアキレス腱を縫合する手術をお勧めすることもあります。

外反母趾

外反母趾

外反母趾は、足の親指の関節が人差し指の方向に変形してしまう疾患です。足のサイズに合わない靴を履いていたり、正しい歩き方をしていなかったりすると、外反母趾になってしまいます。なお、遺伝的要因によって発症リスクが高まることもあります。主な症状は、親指の変形です。突出した部位に負荷がかかるため、痛みを伴うことも多いです。ひどくなると、患部に潰瘍ができたり、親指の爪が人差し指に食い込んだりします。そのようなときは、消炎鎮痛剤を使用したり、インソールなどの装具療法を行ったりして症状を抑えます。なお、足の親指などに負担がかかりにくい靴を選ぶことも大切です。